パンチと存在感を生み出す、10バンドグラフィックEQの名機
API 560は、米国の老舗オーディオブランド API(Automated Processes Inc.) によって開発された、伝統的な10バンドグラフィックイコライザーの名機を忠実にエミュレートしたプラグインです。ロック、ヒップホップ、ファンク、ポップスなどジャンルを問わず、多くのプロフェッショナルエンジニアに愛用される「音を太くするEQ」として知られています。
メーカー名:Waves Audio
API特有の「パンチ感」と「太さ」
API 560は、音に独特の「パンチ感」と「密度のある中低域」を加える能力に優れており、特にドラム、ベース、エレキギターとの相性が抜群です。楽曲にエネルギーを与え、ミックスに存在感をもたらすEQとして重宝されています。
10バンドの固定周波数帯
560は、10個の固定された周波数帯をスライダーで操作するシンプルなグラフィックEQ。各バンドがセンタークリック付きでゼロリセットでき、操作も視認性も良好。固定バンドながら、非常に音楽的に設計されており、わずかな調整でも音が自然に仕上がります。
🔸 周波数帯域:31Hz, 63Hz, 125Hz, 250Hz, 500Hz, 1kHz, 2kHz, 4kHz, 8kHz, 16kHz
API伝統のオペアンプ設計を忠実再現
Waves版のAPI 560プラグインは、APIの2520オペアンプ回路のキャラクターを含むアナログ感を忠実にエミュレート。単なるEQ以上に、サチュレーション(倍音の付加)やアタックの強調など、音色そのものに変化をもたらします。
CPU負荷が軽く使いやすい
WavesのAPI 560プラグインは、非常に軽量で安定しており、プロジェクト内の複数トラックに挿してもパフォーマンスを損なうことがありません。テンポよく調整できるため、トラックメイキングやラフミックス時にも最適。
マスタリングよりもミキシング向き
API 560は、色づけの強いキャラクター系EQのため、マスタリング用途よりはミキシングやサウンドメイクに向いています。特に音に勢いや厚みを加えたいときには効果絶大。
DTMerの皆様へ
API 560は、その強力なキャラクターと簡単な操作性で、「音が物足りない」時に頼れるEQです。特にロックやヒップホップなど、グルーヴ感やパンチを求められるジャンルでは無類の力を発揮します。スライダーをほんの少し動かすだけで、音が前に出る感覚を得られ、シンプルながらもプロの音作りに直結する実力派EQです。