【2026年版】曲を配信する方法|サブスク配信のやり方7ステップと配信代行サービスの料金比較

配信された音楽を聴く人物のイメージ

「曲ができたけど、どうやってサブスクで配信すればいいの?」と迷っていませんか。

配信代行サービス(ディストリビューター)に登録すれば、個人でもSpotifyやApple Musicなどに曲を配信できます。

個人が主要ストアへ直接アップロードすることは、基本的にできません。

必要なものは、音源(WAV)、ジャケット画像、配信代行サービスの契約の3つです。費用は、年額数千円〜が目安です。 流れは、音源の準備→サービス選び→登録→アップロード→申請→配信→プロモーションの7ステップです。

執筆は、MASTER SOUNDでミックス・マスタリングを手がける、プロ歴20年以上の音楽作家です。筆者自身も、年間約30曲を配信した経験があり、サービスごとの使い勝手も書いています。

配信リリースとは?曲をサブスクで聴ける状態にすること

音楽を配信リリースできるストアのロゴ

配信リリースとは、自分の曲を、SpotifyやApple Music、Amazon Musicなどの音楽配信サービス(サブスク)で、誰でも聴ける状態にすることです。公開日(リリース日)を決めて、世の中に出します。

「サブスク配信」「音楽配信」「楽曲リリース」も、ほぼ同じ意味で使われます。※ライブ配信やYouTubeへの投稿とは、別のものです。

曲を配信するために必要な準備(音源・ジャケット・配信代行サービス)

答えは、次の5つです。

必要なもの

内容・目安

曲名、作詞・作曲者名、
ジャンル、リリース日等

収益の受け取り用

JASRACへの登録は、配信自体には必須ではありません(詳しくは後述)。

使うツールは、次の3つです。

  • DAW
    曲の制作と、WAVの書き出し。
  • 画像編集ソフト
    ジャケット画像の制作
  • ミックス・マスタリング
    自分で行うか、プロに依頼する

DAWの選び方は、DTM向けDAWソフトの比較7選|初心者向け購入価格と選び方【2026年】で解説しています。

音楽配信代行サービス(ディストリビューター)とは?個人の配信に必須な理由

日本では、SpotifyやApple Musicなどのストアが、配信代行サービスと契約して楽曲を受け取る仕組みです。個人では、ストアと契約できません。

配信代行サービスがしてくれること

  • 曲名やアーティスト名などの、メタデータの管理
  • 各配信ストアへの楽曲の登録・配信
  • 配信収益の回収と分配
  • 再生数などの、解析ツールの提供(サービスとプランによる)

曲を配信する方法|サブスク配信のやり方7ステップ

この順に進めます。

STEP1 配信する音源を最終仕上げする

まず、ミックスとマスタリングを完了させます。配信後は、音源の差し替えに制限がある場合があります。この段階で、品質を確保しましょう。

書き出しの目安は、次のとおりです。

項目

目安

形式

WAV(ロスレス)

ビット深度・サンプリングレート

24bit/44.1kHzまたは48kHz

ラウドネス

-14 LUFS前後が目安

トゥルーピーク

-1 dBTP以下が目安

ラウドネスの基準は、配信サービスによって異なります。-14 LUFSは、あくまで目安です。仕組みと直し方は、音圧が小さい原因と直し方|配信で音量負けしないミックスで詳しく解説しています。

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STEP2 ジャケット(カバーアート)画像を準備する

ジャケット画像は、次の仕様で用意します。

  • サイズ
    3000×3000ピクセル
  • 形式
    JPEGまたはPNG

自作するときは、画像編集ソフトで、3000×3000ピクセルのキャンバスを作ります。過度な文字加工は避けましょう。URLやSNSアカウント名など、規約違反になる表現も入れないでください。

STEP3 音楽配信代行サービスを選ぶ|4社の料金比較

配信業者4社のロゴ(TuneCoreJapan・Distrokid・CD Baby・LANDR)

主要な4社の、料金プラン、収益還元率、特徴を比較します。

配信代行サービス4社の料金比較表

サービス

料金の目安

特徴

TuneCore Japan
収益還元率100%

定額
Starter:4,400円/年、
Standard:9,900円/年、
Pro:23,100円/年
(リリース無制限)

リリース単位
シングル:1,551円/年、
アルバム:5,225円/年

日本語サポートがある国内大手。著作権管理のサービスがある

DistroKid
収益還元率100%

Musician:
24.99ドル/年、
Musician Plus:
44.99ドル/年、
Ultimate:89.99ドル/年
(リリース無制限)

年額が安く、無制限。日本語サポートは、基本的にない

CD Baby
収益還元率91%

シングル:9.99ドル、
アルバム:14.99ドル
(一度の支払い)

配信が永続する買い切り型。収益の9%が、引かれ続ける

LANDR
収益還元率100%

配信ベーシック:
3,600円/年、
配信+マスタリング:
7,875円/年 など

AIマスタリングのプランがある。キャンペーン価格が、頻繁に変わる

※料金は2026年10月時点の目安です。最新の情報は、各社の公式サイトで確認してください。

料金の体系が違うため、単純には比べられません。配信する曲数と期間で、総額を計算してから選ぶのがおすすめです。

目的

向いている選び方

年に1〜2曲、ゆっくり出したい

買い切り型(CD Baby)や、従量型のプラン

年に何曲も出したい

定額・無制限型(DistroKid、TuneCore JapanのUnlimited)

日本語のサポートが欲しい

TuneCore Japan

年間約30曲リリースした個人的な利用経験として、日本語が公式対応していないことが問題でなければ、Distrokidの料金は良心的だと感じます。ただ、レポート機能や管理画面自体のUIが使いづらい印象があります。

SSTEP4 配信代行サービスにWeb登録する

公式サイトで、アカウントを作成します。曲数と予算に合わせて、プランを選び、支払いをします。

登録に必要な情報は、次のとおりです。

  • ユーザー情報
    本人確認用の個人情報
  • アーティスト名
    配信ストアでの表示名
  • 銀行口座情報
    収益の受け取り用

アーティスト名は、事前に、重複していないか検索してください。同じ名前がすでにあると、別の人の作品と、ひも付いてしまうおそれがあります。あとから変更するのが難しい場合もあります。

STEP5 音源データと曲の情報(メタデータ)をアップロードする

音源とジャケット画像を、アップロードします。あわせて、次のメタデータを入力します。

  • 曲名
    ローマ字・英語表記が必要な業者もあります
  • 作詞・作曲者名
    JASRACなどに届け出る名義と、そろえておくと安心です
  • ジャンル
    サブジャンルまで必要な業者もあります
  • リリース日
    余裕を持って、数週間後に設定するのがおすすめです
  • 歌詞データ

STEP6 配信リリースを申請する

内容を最終確認して、申請します。審査を通ると、設定した日に、配信されます。

審査に落ちる主な原因は、次の2つです。

  • 著作権侵害のおそれがある楽曲
  • 不適切なメタデータ

他人の曲の無断アップロードや、架空のアーティスト名での登録は、アカウント停止のおそれがあります。

STEP7 配信が始まったら、プロモーションする

配信が始まったら、SNSで告知をします。配信前には、Spotify for Artistsから、公式プレイリストへのピッチも検討しましょう。

詳しくは、次の記事をご覧ください。

音楽配信の著作権とJASRAC|登録は必要?

配信リリースに、JASRACへの登録は必須ではありません。ただし、著作権の確認は必要です。

楽曲の著作権は、必ず確認する

JASRACへの登録は、配信リリースの条件ではない

著作権管理サービスについてのWebページ

出典:TuneCoreJapan

配信自体に、JASRACへの登録は必須ではありません。ただし、配信サービスから受け取る配信収益と、JASRACなどが管理する、作詞・作曲の著作権使用料は、別の仕組みです。

JASRACなどの管理団体は、音楽の利用者から使用料を集めて、作詞家・作曲家に分配します。自作曲の著作権使用料を受け取りたい場合は、管理団体との契約を検討します。

TuneCTuneCore Japanには、JASRACなどへの楽曲登録を、オンラインで代行する著作権管理サービスがあります。カラオケ、テレビ、ラジオなどで使われたときの著作権使用料を、85%還元の条件で受け取れる仕組みです(条件は、公式サイトで確認してください)。

依頼を受けて制作した曲の著作権を譲渡する予定がある場合は、注意

JASRACと契約すると、音楽出版社への譲渡を除き、著作権を第三者へ譲渡する「買取契約」はできません。ただし、広告主などからの依頼で制作する楽曲は、依頼者が自由に使えるよう、JASRACによる管理を制限できます。

受託制作もする方は、契約の前に、JASRACの公式FAQで確認してください。

参考:JASRAC公式FAQ

配信前のミックスマスタリング|サブスクで音量負けしない音源に仕上げる

MASTER SOUNDのwebページのイメージ

SpotifyやApple Musicでは、あなたの曲が、プロの楽曲と同じプレイリストに並びます。配信サービスは、曲ごとの音量をそろえる仕組みを採用しています。ピークだけが高い曲は、ほかの曲より小さく聴こえることがあります。仕組みは、音圧が小さい原因と直し方で解説しています。

配信後は、音源の差し替えに制限がある場合があります。配信前に、音源の仕上がりを見直すことが重要です。

自分での仕上げが難しいときは、MASTER SOUNDのオンライン・ミックスマスタリングをご活用ください。

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曲の配信に関するFAQ

個人でも、曲を配信できますか?

できます。配信代行サービスと契約すれば、個人でも、SpotifyやApple Musicなどに配信できます。

曲を配信するのに、必要なものは何ですか?

音源(WAV)、ジャケット画像(3000×3000ピクセル)、配信代行サービスの契約、曲の情報、銀行口座です。一覧は、本文の「曲を配信するために必要な準備」にあります。

曲の配信には、いくらかかりますか?

サービスとプランで異なります。年額数千円からです。曲数が少ない場合は、一度の支払いで済むサービスもあります。料金比較表を参考に、曲数と期間で総額を計算してください。

ジャケット画像は、自作できますか?

できます。画像編集ソフトで、3000×3000ピクセルのJPEGまたはPNGを作ります。文字の入れすぎや、URLやSNSアカウント名の記載は避けてください。

申請から配信開始まで、どれくらいかかりますか?

サービスやプランで異なります。審査の期間や、最短の配信日が違うため、余裕を持って、数週間前に申請するのがおすすめです。

曲を配信すると、収益は出ますか?

再生数に応じて、収益が入ります。再生単価は、ストアや国で異なります。再生数が少ないうちは、収益が小さいことが多いです。

JASRACに登録しないと、配信できませんか?

いいえ。JASRACへの登録は、配信の条件ではありません。ただし、作詞・作曲の著作権使用料は、別の仕組みで管理されます。

配信後に、音源を差し替えられますか?

サービスによって、扱いが異なります。差し替えに制限がある場合があるため、配信前に、仕上げをしっかり確認してください。

同じアーティスト名が、すでにある場合はどうなりますか?

別の人の作品と、ひも付いてしまうおそれがあります。事前に、各ストアで検索して確認してください。

カバー曲やサンプリングを使った曲も、配信できますか?

他者の曲を無断で使うと、著作権侵害にあたります。カバー曲は、サービスごとに手続きや条件が異なるため、各社の案内を確認してください。

まとめ:曲をサブスク配信する7ステップ

曲を配信するには、配信代行サービスへの登録が必要です。流れは、次の7ステップです。

  • STEP1
    配信する音源を最終仕上げする
  • STEP2
    ジャケット画像を準備する
  • STEP3
    配信代行サービスを選ぶ
  • STEP4
    Web登録する
  • STEP5
    音源と曲の情報をアップロードする
  • STEP6
    配信リリースを申請する
  • STEP7
    配信後にプロモーションする

配信後は、音源の差し替えに制限がある場合があるため、STEP1の仕上げが最も重要です。MASTER SOUNDは、プロ歴20年以上の音楽作家が、あなたの楽曲を配信リリースに最適化するミックスマスタリングを手がけています。

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