DTM向けDAWソフトの比較7選|初心者向け購入価格と選び方【2026年】

代表的なDAWソフト7選の操作画面

どのDAWを選べばいいか、分からない。比較記事を読んでも、違いが見えない。 初めてのDAW選びで、迷う人が多い悩みです。

結論は、使うパソコンと作りたい音楽で選ぶことです。 次の表に候補の絞り方をまとめました。

こんな人に

おすすめのDAW

理由

Macを使っている

Logic Pro

約3万円の買い切り。音源とエフェクトが豊富

歌もの・ボカロ・打ち込み

Cubase

日本語の情報が多く、ピッチ補正まで1本で完結

ビートメイク・EDM

FL STUDIO

ビート制作向き。購入後の更新が無料

ループ・ライブ演奏

Ableton Live

セッションビューで、フレーズを組み合わせられる

録音中心・スタジオとやり取りする

Pro Tools

スタジオの標準で、データを共有しやすい

軽快な操作を重視する

Fender Studio Pro

ドラッグ&ドロップで進められる

とにかく費用を抑えたい

REAPER

約60ドル〜。動作が軽い

どのDAWを選んでも、曲は作れます。違いは、操作のしかた、得意なジャンル、価格です。

本記事では、7つのDAWの価格・対応OS・特徴を比較します。あわせて、初心者が失敗しない選び方4点と、買う前に確認したいことも解説します。

DAWとは?パソコンで曲作りをするDTM環境に必須のソフト

DAWのCubase作業画面

DAWは、パソコンで曲づくりをまとめて行う音楽制作ソフトです。「Digital Audio Workstation」の略で、「ダウ」と読みます。 主にできることは、次の4つです。

  • 録音:ボーカルやギターを、パソコンに録音します。
  • 打ち込み:ドラムやシンセなどの音を、MIDIで入力します。
  • 編集:録音した音を切り貼りしたり、音程やタイミングを整えます。
  • ミックス:各トラックの音量や音質を整えて、1曲に仕上げます。

どのDAWを選んでも、曲は作れます。違いは、操作のしかた、得意なジャンル、価格です。

代表的なDAWソフト7選の価格比較と特徴

代表的なDAW7つを、表にまとめました。

DAW

価格の目安

特徴

Logic Pro

約3万円(買い切り)
または月額1,780円

Macユーザー、コストを抑えたい人

Cubase

約1.3万円〜約6.9万円
(Elements〜Pro)

打ち込み・ボーカル編集が中心の人

Ableton Live

約1万円〜約8万円台
(Intro〜Suite)

ループ制作、ライブ演奏、電子音楽

FL STUDIO

約1.5万円〜約5万円
(Fruity〜Signature)

ビートメイク、ヒップホップ、EDM

Fender Studio Pro

約3万円
またはサブスク

軽快な操作を重視する人

Pro Tools

約9〜約10万円
または年額サブスク

録音中心、スタジオとデータを共有する人

REAPER

約60ドル〜
(個人・小規模向け)

とにかく費用を抑えたい人

※価格は2026年11月時点の目安です。セールや為替、エディションで変わります。購入はダウンロード版が割安でおすすめです。購入前に各社の公式サイトで確認してください。

DAWおすすめ7選:購入に向いている人と選び方の注意点

Logic Pro|Macユーザーの定番

Logic Pro

Logic pro

Apple純正のDAWです。Macのみで使えます。 音源・エフェクト・ループ素材が最初から豊富に入っていて、買い切りで約3万円と、価格に対して機能が充実しています。

2026年1月からは、「Apple Creator Studio」(月額1,780円/年額17,800円)でも使えるようになりました。Mac標準の無料ソフト「GarageBand」から、プロジェクトを引き継げます。入門から本格的な制作まで、同じ流れで進められます。

  • 向いている人
    Macを使っている人、歌ものやポップスを作りたい人
  • 注意点
    Windowsでは使えません。

Cubase|打ち込みとボーカル編集に強い

Cubase Pro 15
Cubase Pro 15

  • 向いている人
    ボカロや歌もの、打ち込み中心の人
  • 注意点
    全トラックの個別書き出しはPro版の機能です。グレードによって、使える機能が違います。

グレードは、Pro・Artist・Elementsの3種類です。

Ableton Live|ループとライブ演奏向き

ABLETON ( エイブルトン ) / Live 12 SuiteABLETON ( エイブルトン ) / Live 12 Suite

「セッションビュー」で、フレーズを組み合わせながら曲を作れるDAWです。 電子音楽やビートメイク、ライブ演奏で多く使われています。

グレードは、Suite・Standard・Introの3種類です。Introは、トラック数が16までに制限されています。

  • 向いている人
    ループで曲を作りたい人、ライブでも使いたい人
  • 注意点
    グレードで、付属する音源・エフェクトの量が大きく違います。ビートメイカーにはやはり最上位のSuiteがおすすめです。

FL Studio|ビートメイクで人気

FL STUDIO Signature BundleFL STUDIO Signature Bundle

ステップシーケンサーとピアノロールが使いやすく、ヒップホップやEDMのビート制作で人気です。 購入後のメジャーアップデートがずっと無料なのが特徴です。 2026年7月には、最新版の「FL Studio 2026」が発売されました。

  • 向いている人
    ビートメイクが中心の人、長く使い続けたい人
  • 注意点
    エディションによって、使える機能が違います。最も安いFruityではオーディオトラックがありません。購入前に比較表を確認してください。

Fender Studio Pro(旧Studio One)|リニューアルした定番DAW

Fender Studio Pro 8Fender Studio Pro 8

2026年1月に、「Studio One」から「Fender Studio Pro」へ名前が変わりました。 機能の中心は、これまでのStudio Oneを引き継いでいます。購入方法は、永続ライセンス(購入後1年間のアップデート付き)と、サブスクリプションの2つです。

  • 向いている人
    軽快な操作を重視する人、ドラッグ&ドロップで進めたい人
  • 注意点
    旧名「Studio One」で解説されている情報も多いため、検索するときは両方の名前で調べることをおすすめします。

※クロスグレードは、他社のDAWを持っている人向けの、割安な版です。初めてDAWを買う人は、通常版を選んでください。

Pro Tools|スタジオの標準

Pro Tools Studio 永続ライセンス版Pro Tools Studio 永続ライセンス版

世界中のレコーディングスタジオで使われてきたDAWです。 セッションの形式が業界で広く通用するため、スタジオ間でのデータのやり取りに向いています。

  • 向いている人
    録音が中心の人、スタジオと作業を共有する人
  • 注意点
    打ち込み中心の制作では、他のDAWのほうが使いやすいと感じる人もいます。近年では各DAWの互換性も上がっているため、音楽スタジオの必須ではなくなってきているように感じます。

REAPER|低価格で高機能

REAPER

個人・小規模利用なら、約60ドルのライセンスで使えます。 動作が軽く、画面や操作を細かくカスタマイズできます。 60日間の無料評価期間があるので、試してから決められます。

  • 向いている人
    費用を抑えたい人、自分好みに環境を作り込みたい人
  • 注意点
    初期状態では、音源やエフェクトが少なめです。必要に応じて、別途買い揃えていく感じです。

初心者向けDAWの選び方|OS・ジャンル・価格・体験版

1. 対応OSを確認する

主要なDAWの多くは、WindowsとMacの両方に対応しています。 ただし、Logic ProはMac専用です。 将来パソコンを乗り換える可能性があるなら、両方に対応したDAWが安心です。

2. 作りたい音楽のジャンルで選ぶ

DAWの操作は、大きく2つのタイプに分かれます。

  • タイムライン型
    左から右へ、曲の流れに沿って音を並べます。歌もの、バンド、ポップスに向いています。 (Logic Pro、Cubase、Fender Studio Pro、Pro Tools)
  • ループ型
    短いフレーズを組み合わせて、曲を組み立てます。ビートメイクや電子音楽に向いています。 (Ableton Live、FL Studio)

REAPERは、どちらの使い方にも対応しやすい、柔軟なDAWです。

3. DAWを価格と購入形態で選ぶ

購入形態は、3種類あります。

形態

特徴

該当するDAW

買い切り

一度の支払いで使い続けられる。新バージョンは別料金のことが多い

Logic Pro、Cubase、Ableton Live、REAPER

アップデート無料

一度買えば、新バージョンも追加料金なし

FL Studio

サブスク

期間ごとに支払う。常に最新版を使える

Pro Tools(永続版もあり)、Fender Studio Pro(選択制)、Logic Pro(Apple Creator Studio)

最初の1本は、買い切りで、機能が絞られていないエディションを選ぶと、買い直しが少なく済みます。

DAWは、年に数回セールがあります。急ぎでない場合は、11月のブラックフライデーから年末のセールも、確認してください。

4. 体験版で、操作感を確かめる

買う前に、体験版や評価期間で、操作感を確かめてください。 REAPERは、60日間の無料評価期間があります。ほかのDAWも、体験版を用意している場合があります。公式サイトで確認しましょう。

DAWで作った曲をミックス依頼する前の準備|パラデータ

答えは、パラデータです。 パラデータは、各トラックを個別のWAVに書き出したデータです。

依頼先と同じDAWを使う必要はありません。 どのDAWで作った曲でも、WAVで書き出せば依頼できます。

書き出しの手順は、パラデータとは?ステムデータとの違いと書き出し方【ミックス依頼前の準備】で解説しています。 依頼の前に、ミックス依頼で要望を伝える方法|リファレンス曲とデモ音源の使い方も読んでおくと、仕上がりのずれを減らせます。

プロのミックスが9,900円~
ピッチ補正付きでミックスを依頼してみませんか?

納期3日程度|修正3回無料|初回サンプル制作無料

DAW選びのFAQ

あとからDAWを変えられますか?

変えられます。ただし、プロジェクトファイルは、多くの場合そのままでは開けません。完成した曲は、各トラックをWAVで書き出して、新しいDAWに読み込みます。 プラグインは、形式(VST3/AU)が合えば、使い回せます。

無料のDAWから始めてもいいですか?

いいです。Macなら、標準の「GarageBand」から始められます。あとでLogic Proに、プロジェクトを引き継げます。

まとめ:パソコンとジャンルで選び、体験版で確かめる

代表的なDAWは、Logic Pro、Cubase、Ableton Live、FL Studio、Fender Studio Pro、Pro Tools、REAPERの7つです。

選ぶときは、次の4点を押さえましょう。

  • OS
    Macなら、Logic Proも選べます。
  • ジャンル
    歌ものはタイムライン型、ビートメイクはループ型が目安です。
  • 価格
    最初は、買い切りの機能が絞られていないエディションが安心です。
  • 体験版
    買う前に、必ず操作感を確かめます。

MASTER SOUNDでは、オンラインで完結する高品質なミックス&マスタリングサービスを提供しています。どのDAWで作った曲でも、WAVのパラデータがあれば、お気軽にご相談ください。

配信リリース前に
ミックスマスタリングを依頼してみませんか?

納期3日程度|修正3回無料|初回サンプル制作無料

こんな記事も読まれています