DTMのミックスマスタリングで「音がこもる」理由と解決策

音楽制作に情熱を注ぎ、いざ配信に踏み切ったとき、「音がこもって聴こえる」と感じたことはありませんか?これらの問題は、せっかくの楽曲の魅力を半減させ、リスナーに聴きづらい印象を与えてしまいます。

この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、プロのエンジニアが実践するミックス・マスタリングのやり方(テクニック)を解説します。

「書き出し」後になぜ音がこもるのか?

音がこもって聴こえる主な原因は、ミックス時の周波数帯域の整理不足にあることがほとんどです。以下、具体的な失敗例をあげていますので、自分の曲に当てはまるかを検証してみて下さい。

中低域をブーストし過ぎ

ミックス時に中低域を過剰にブーストすると、音が濁り、ボーカルや高音を鳴らす楽器のクリアさが失われます。

周波数帯域が衝突している

複数の楽器が同じ周波数帯域を占有すると、音がぶつかり合い、全体が団子状になってしまいます。特に、ベースとキックドラムの低域、ボーカルとシンセサイザーの中域はぶつかりやすいポイントです。

モニタリング環境が悪い

安価なスピーカーやヘッドホンは、特定の周波数帯域を強調して再生する傾向があり、正確な音の判断を妨げます。これにより、「こもり」に気づかないまま作業を進めてしまうリスクが高まります。

プロが実践するミックスのやり方

音がこもる、音が小さいといった問題を解決するには、ミックス・マスタリングの段階で適切な処理を行うことが不可欠です。

EQ(イコライザー)で音をクリアにする

EQ処理は、音の周波数帯域を調整し、音の明瞭度を向上させるために最も重要で有効なツールです。

ローカット(ハイパスフィルター)

ボーカルやギターなど、低域の成分が不要なトラックには積極的に適用しましょう。不要な低域がカットされ、ベースやキックの音がクリアになります。

マスキングの解消

周波数アナライザーを使用して、特定の周波数帯域で音が重なっていないかを確認します。複数の楽器が同じ帯域でぶつかっている場合は、片方の楽器のその帯域をわずかにカットし、もう一方の楽器の聴かせたい帯域を少しブーストするなど、互いに音の道を譲るように調整しましょう。

【チェックリスト】音質を劇的に向上させる7つのヒント

音質を向上させるためには、細部に気を配った調整が重要です。

①モニタリング環境の徹底

制作環境の音響特性を正確に把握するため、吸音材などを活用してルームアコースティックを改善しましょう。

②高品質なモニターの選択

正確な音像を捉えるために、フラットな特性を持つモニタースピーカーやヘッドホンを選びましょう。ヘッドホンを選ぶ際は、密閉型よりもオープンバック型がより自然な音を感じられます。

③プラグインの質を追求

より精度の高い高品質なEQ、コンプレッサー、リバーブプラグインを導入することで、ミックスの幅が広がります。

④リファレンス楽曲の活用

自分の制作している楽曲とジャンルや雰囲気が似ているプロの楽曲をリファレンスとして使用し、ミックスやラウドネスを比較しながら作業を進めましょう。

⑤音源のクリーンアップ

録音された音源にノイズや不要な成分が含まれていないか、ミックス前に丁寧に確認・除去しましょう。

⑥マスタリングの分離

ミックスとマスタリングは工程を分けて行うことを推奨します。可能であれば、マスタリングはミックスとは別の日に、新鮮な耳で行うとより良い結果が得られます。

⑦最終チェックの徹底

PCのスピーカー、スマートフォン、イヤホン、カーステレオなど、様々な再生環境で必ず最終チェックを行いましょう。

プロにミックス&マスタリングを外注して音質を劇的に改善する

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