DTMの作業効率を上げる便利な機材・ソフト10選|無料の工夫から買い足しまで

DTMで作業効率を上げたいユーザーのイメージ

こんなお悩みありませんか?

  • 「曲作りの時間が、操作方法の検索に取られてしまう」
  • 「どんな機材やソフトを買えば作業効率が上がるのか、分からない」

まず試すべき効果的な方法は、お金をかけない「ショートカットとテンプレートの整備」です。 そのうえで、ストレスの原因に合わせて機材・ソフトを買い足すのが、いちばん無駄がありません。

筆者は、MASTER SOUNDでミックス・マスタリングや企業向け音楽を制作する、DTM歴20年以上の音楽作家です。

この記事では、作業効率を上げる方法と機材10選を「効果が大きい順」に紹介します。

DTMの作業効率を上げる方法10選|施策と効果の一覧表

DAWのショートカット&テンプレート

毎回の操作と、曲を始める準備の時間が短くなる

外付けSSD

サンプルやプロジェクトの読み込みの待ち時間が短くなる

サブモニター

画面を切り替える回数が減る

MIDIキーボード

鍵盤で弾くだけで、フレーズを入力できる

ショートカットデバイス(Stream Deck MK.2)

よく使う操作が、ボタン1つで呼び出せる

FabFilter Pro-Q 4

複数のプラグインを、1つの画面でまとめて確認できる

Steinberg SpectraLayers Pro

ボーカルの口の音やノイズを、画面上で見つけて直せる

低レイテンシのオーディオインターフェース

弾いた音が遅れて聞こえる問題が減る

XLN Audio XO

大量のドラム音から、使う音を探す時間が短くなる

Softube Console 1

ミックスの音作りを、ツマミで直接調整できる

DAWのショートカットとテンプレートの整え方|最初にやる無料の効率化

まず、よく使う操作のショートカットを覚え、いつもの構成をテンプレートにします。 お金がかからず、すべての作業に効きます。

  • 再生・停止・録音・分割・コピーなど、毎回使う操作から5個だけ覚える
  • よく使うトラック構成(ドラム・ベース・ボーカルなど)を、テンプレートとして保存する
  • 好みのプラグイン(EQ・コンプなど)を、よく使う順に並べて保存しておく

マスターバスには、EQ → マルチバンドコンプ → リミッター → メーター等を挿して保存しておくと、毎回の作業を省略できます。

外付けSSDの選び方|サンプルとプロジェクトを速く読み込む

サンプルライブラリとプロジェクトは、外付けSSDに置くと読み込みが速くなります。 音源やサンプルが増えるほど、効果が出ます。

選ぶポイントは3つです。

  • 容量:サンプルを増やす予定なら、1TB以上
  • 接続:USB 3.x以上の対応か
  • ACアダプタ:不要で軽量なものもあります

おすすめの製品:外付けポータブルSSD

Western Digital ( ウエスタンデジタル ) / WDBAYN0020BBK-JESN

軽量&コンパクトなUSB 3.0対応のポータブルSSD。読み出し速度は最大400MB/秒と高速で、大量のファイルを迅速に移動することが可能です。

サブモニターの効果|ミキサー画面に切り替える手間を減らす

ミキサー画面とアレンジ画面を同時に見られると、切り替えの操作が減ります。メーター系の表示用としても使えます。

  • 片方にアレンジ、もう片方にミキサーを置く
  • ノートPCの場合は、外部モニターに繋ぐだけでも違う
  • マスタリングの際はメータープラグインの表示用としても活躍

おすすめの製品:軽量なコンパクト・モバイルディスプレイ

I-O DATA ( アイ・オー・データ ) / LCD-YC162HX

USB Type-C接続で映像出力+給電が1本ででき、HDMI(ミニ)端子もあります。約610gの軽量で持ち運びできます。

MIDIキーボードのおすすめの選び方|打ち込みを速くする

鍵盤でフレーズを弾けると、マウスの打ち込みより速くなります。 最初は25〜49鍵の小型で十分です。

選ぶポイントは3つです。

  • 鍵数:置き場所が狭ければ25鍵
  • パッド:ドラムを叩いて入力したいなら、パッド付き
  • DAW連携:自分のDAWに対応しているか

おすすめの製品:マッピング可能でパッド付き37鍵

NOVATION ( ノベーション ) / Launchkey Mini 37 MK4 USB-MIDIキーボード

ミニ37鍵です。16 個のポリアフタータッチ対応パッド付き。Ableton Live 12 LiteやCubase LE 14の他、インストゥルメントやプラグイン・エフェクトが付属しています。

【おすすめ製品:要記入(取り扱いと価格を確認して、1製品を記載)】


ショートカットデバイスのおすすめ|Stream Deck MK.2でよく使う操作を1タッチにする

Stream Deck MK.2は、ボタン1つにショートカットを割り当てる機器です。 15個のボタンに、DAWの操作を登録できます。

  • 価格は、価格.comで約2.1万〜2.7万円(2026年11月6日時点)
  • 配信・動画編集での利用例が多く、DAWの操作に使う例は、海外の掲示板でCubaseやStudio Oneの事例が見られます
  • ショートカットを覚えれば、使わなくても作業はできます。ショートカットを整えた後で、足りなければ検討でOK

おすすめの製品:押し心地も人気の理由なデバイス

Elgato ( エルガト ) / Stream Deck MK.2 Black

ドラッグ&ドロップで直感的にカスタマイズできます。アクションの実行、アプリの起動など、セットアップ全体を操作できます。ダイヤル操作なしでLCDキーが15個のモデルです。

プラグインの管理が楽になるFabFilter Pro-Q 4|インスタンスリストの使い方

Pro-Q 4のインスタンスリストで、セッション内の他のPro-Q 4インスタンスをまとめて見られます。(この機能はPro-Q 4が必要です)。

おすすめの製品:プロが愛用するプラグインEQ

FabFilter ( ファブフィルター ) / Pro-Q4

プロフェッショナル・マスタリング・グレードのEQプラグインです。音質にも信頼感があり、ミキシングとマスタリングの両方で重宝しています。

録音の修正が速くなるiZotope RX 12 Standard|ノイズ・口の音の除去

iZotope RX 12 Standardは、録音した音を画面上で見て、修正できるソフトです。 ボーカルの口の音(ポチッという音)や、ノイズの除去に使えます。

  • 50種類以上のツール
  • ボーカルのノイズ除去やリバーブ除去が可能

おすすめの製品:業界標準のオーディオリペア・ソフト

iZotope ( アイゾトープ ) / RX 12 Standard

RX12のミドルグレードです。セリフやボーカルのノイズ除去には充分な機能が搭載しています。DAW内で使用する際は、負荷が大きいことには注意が必要です。

低レイテンシのオーディオインターフェースの選び方|録音・演奏の遅れを減らす

レイテンシ(音の遅れ)が小さいと、弾いた音がすぐ聞こえ、録音や演奏がしやすくなります。 遅れを感じるなら、まずバッファサイズを小さくして、それでも直らなければ、機器の買い替えを検討します。

  • バッファサイズの設定を確認する
  • 専用のドライバーがある機種を選ぶ
  • 接続方式(USB・Thunderbolt)と、自分のPCの端子を確認する

おすすめの製品:高性能オーディオインターフェイス

RME ( アールエムイー ) / Babyface Pro FS

音質が素晴らしい製品です。個人の感想ですが、高価格帯の製品と聴き比べても引けを取らないと思います。コンパクトながらヘッドフォン出力が2つあるのも魅力です。制作スタジオでもよく使われている印象です。

ドラム音の探し方|XLN Audio XOで選ぶ時間を短くする

XOは、ドラムのサンプルを図のような画面に並べて探せるソフトです。 大量のサンプルから、似た音を探す時間が短くなります。

  • 左右が音程、上下が長さで、音が配置される
  • 自作のサンプルフォルダも、解析してキック・スネアなどに自動分類できる
  • ドラムのパターンを、MIDIとしてDAWへ書き出せる
  • デモ版があるため、購入前に試せる

おすすめの製品:直感的なシーケンサーのドラムソフト

XLN AUDIO ( エックスエルエヌオーディオ ) / XO

素早くビートを構築できるプラグイン。サンプルの保存場所に関係なく、ワンショットドラムサウンドを検出し、サンプルをXO Space内にカテゴライズと配置してくれます。

Softube Console 1の紹介|ミックスの調整を手元で操作する

Console 1は、ミックスの音作りをツマミで操作できる機器です。 マウスの代わりに、手で素早く調整できます。

  • 専用のプラグインのコンソールセクションを、ハードで操作する
  • DAW側のトランスポート、フェーダー、パン、ミュート、ソロの操作にも対応する(メーカー情報)
  • 対応するDAWと、使う機種(Console 1 Compact)は、購入前に確認する

検討の価値あり:老舗のフィジカルコントローラー

SOFTUBE ( ソフチューブ ) / Console 1 Compact

DAWによっては、専用のフィジカルコントローラー製品もありますので、検討の材料として紹介しています。

DTMの作業効率を上げる順番|何から買うか

迷ったら、「無料の工夫 → ストレージ → 打ち込み機器 → 専用機器・ソフト」の順で進めます。

お悩み

先にやること

操作が遅い

ショートカットとテンプレートを整える

読み込みが遅い

外付けSSDでサンプルとプロジェクトを速く読み込む

打ち込みが遅い

MIDIキーボードで打ち込みを速くする

ミックスが遅い

FabFilter Pro-Q 4のインスタンスリストを利用する

録音の修正が多い

iZotope RX 12 Standardでノイズを除去する


DTMの作業効率を上げる前の注意点|道具で解決しない問題

機材を増やしても、作曲のスピードが上がるとは限りません。 作業が止まる原因が「操作」か「アイデア」かを、先に見分けることを推奨しています。

ミックスの仕上げに時間がかかる場合は、プロに任せる選択もあります。

ミックス・マスタリングを任せて、制作時間を減らす

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