ミックスのおすすめプラグイン35選|アナログモデリングの定番をジャンル別に紹介

シミュレート基のアナログ機材のイメージ

DTMを始めた方から、ミックスやマスタリングで使うプラグインが多すぎて、どれを選べばいいか分からない。という声をよく聞きます。

最初は、コンプ・EQ・サチュレーションを1本ずつで十分です。この3種類があれば、ミックスの基本は組み立てられます。

本記事では、MASTER SOUNDが実際に使うジャンルを中心に、アナログモデリング・プラグインを35本、役割別に紹介します。

ミックスのおすすめプラグイン|最初に揃える3本

答えは、次の3本です。残りは、必要になってから足します。

役割

おすすめ

選ぶ理由

コンプ

Waves CLA Classic Compressors
(CLA-76とCLA-2Aを含む)

1176系とLA-2A系を、1つで試せる

EQ

Pultec系かNeve系を1本
(例:Waves PuigTec EQs、Scheps 73)

低域と高域を、きれいに持ち上げられる

サチュレーション

FabFilter Saturn 2、
Soundtoys Decapitator

倍音を足して、太さと存在感を出せる

※在庫状況は、リンク先で確認してください(「DL即納」と「お取寄せ」があります)。

アナログモデリング・プラグインとは?アナログ機材を再現したプラグイン

アナログモデリング・プラグインは、実機のコンプやEQ、テープなどの、音の質感を再現したプラグインです。

実機のメーカーとライセンス契約を結び、回路レベルでモデリングした製品が、増えています。ブラインドで聴き比べると、区別がつきにくいと感じる場面もあります。

代表的なメーカーは、次のとおりです。

  • Softube
    再現性の高さに、定評がある。
  • UAD(Universal Audio)
    実機メーカーとの提携が多い。DSP版では、CPUの負荷を抑えられます。
  • Waves
    種類が多く、コストパフォーマンスが高い。
  • Slate Digital
    ミックス全体を、まとめて扱いやすい。
  • Plugin Alliance
    実機ブランドのモデリングが多い。

アナログモデリング・プラグインおすすめ35選|ジャンル別

答えは、次の表のとおりです。価格やセール情報は、変わりやすいため、各社の公式ページで確認してください。

※2026年11月時点の情報です。

コンプレッサー系プラグインのおすすめ|1176・LA-2A・SSL・Fairchild

コンプは、音量の差をそろえ、音の勢いや、まとまりを作る道具です。

1176系|アタックが速く、元気な音

ボーカル、スネア、ベースなど、前に出したい音に向いています。

番号

プラグイン

特徴

①

Waves CLA-76

軽く動き、扱いやすい。

②

UAD 1176 Classic Limiter Collection

実機の複数の世代を、使い分け可能

③

Slate Digital FG-116

1176の質感に現代性を追加した設計

LA-2A系|ゆったり、やさしくかかる

ボーカルやベースを、自然に整えたいときに向いています。

番号

プラグイン

特徴

④

UAD Teletronix LA-2A Collection

LA-2Aの定番。滑らかなかかり方

⑤

Waves CLA-2A

軽く、手軽に試せる

⑥

IK Multimedia White 2A

光学式コンプの、なめらかな質感

SSLバスコンプ系|曲全体を「まとめる」

ドラムバスやマスターに挿して、パンチと一体感を出します。

番号

プラグイン

特徴

⑦

SSL Native Bus Compressor 2

SSL純正。定番の「まとまり」

⑧

UAD SSL 4000 G Bus Compressor

実機の、押し出しの強い質感

⑨

Cytomic The Glue

自然にまとまり、扱いやすい

Fairchild 670系|厚みと、ふくよかさ

ミックス全体や、ボーカルに太さと奥行きを足したいときに使います。

番号

プラグイン

特徴

⑩

UAD Fairchild Tube Limiter Collection

真空管ならではの、厚みのある音

⑪

Waves PuigChild 660/670

手軽にFairchild系の質感を試せる

⑫

IK Multimedia Vintage Compressor 670

軽めで、導入しやすい

EQ系プラグインのおすすめ|Pultec・Neve・SSL・API

EQは、音の帯域を整える道具です。アナログ系EQは、「足したときに、きれいに聴こえる」のが特徴です。

Pultecスタイル|低域と高域を、きれいに持ち上げる

番号

プラグイン

特徴

⑬

UAD Pultec Passive EQ Collection

低域の太さと、高域の上品な伸び

⑭

Waves PuigTec EQs

手軽に試せる、Pultec系

⑮

Tube-Tech Equalizers mk II

滑らかで、存在感のあるEQ

Neveスタイル|中域に、芯と太さを

番号

プラグイン

特徴

⑯

UAD Neve 1073 Preamp & EQ

定番。声やギターに、芯が出る

⑰

Waves Scheps 73

アンドリュー・シェップスが監修

⑱

IK Multimedia EQ 73

手軽に、Neve系の質感を使える

SSLチャンネルEQ|明るく、抜けがいい

番号

プラグイン

特徴

⑲

SSL Native Channel Strip

SSL純正のチャンネルストリップ

⑳

UAD SSL 4000 E Channel Strip

実機の、押しの強いEQとコンプ

㉑

Waves SSL E-Channel

軽く、数を使いやすい

APIスタイル|力強く、前に出る

番号

プラグイン

特徴

㉒

UAD API 550A/560

ロックやポップスに合う、力強さ

㉓

Waves API Collection

複数のAPI機材を、まとめて使える

㉔

Slate Digital FG-A

APIの質感を、手軽に試せる

サチュレーション・ハーモニックエンハンサーのおすすめ

音に倍音を足し、太さや存在感を出す道具です。かけすぎると、音が濁ります。少しずつ足しましょう。

番号

プラグイン

特徴

㉕

FabFilter Saturn 2

歪みの種類が多い

㉖

UAD Thermionic Culture Vulture

真空管の、はっきりした歪み

㉗

Soundtoys Decapitator

音を太く。ドラムやベースに定番

コンソールエミュレーションのおすすめ

ミキシングコンソール全体の「音の質感」を、プラグインで再現します。全トラックに挿して、音のまとまりを作る使い方もあります。

番号

プラグイン

特徴

㉘

Slate Digital Virtual Mix Rack(SSL 4000)

SSL系の、まとまりのある質感

㉙

Brainworx bx_console SSL 4000 E

SSL 4000 Eコンソールの質感を

㉚

Waves NLS(Neve)

Neve系の、温かい質感

㉛

UAD Neve 88RS Channel Strip

大型コンソールの、広がりのある音

リバーブ・空間系(プレート・スプリング)のおすすめ

プレートはボーカルやスネアに、スプリングはギターやざらっとした質感に向いています。

プレートリバーブ|ボーカルやスネアに、きれいな広がり

番号

プラグイン

特徴

㉜

UAD EMT 140

定番のプレート。滑らかな残響

㉝

Soundtoys Little Plate

軽く、扱いやすい

スプリングリバーブ|ギターや、ざらっとした質感に

番号

プラグイン

特徴

㉞

UAD AKG BX 20 Spring Reverb

実機の、独特のうねり

㉟

Softube Spring Reverb

手軽で、使いやすい

マスタリングで使うプラグイン|アナログ系の使いどころ

マスタリングでは、アナログ系を軽く挿して、質感を整えるために使います。強くかけるものではありません。

  • SSLバスコンプ系:曲全体の、まとまりを作る。ゲインリダクションは、1〜2dB程度から試す。
  • テープ系・サチュレーション:質感を整える。かけすぎると、にごる。
  • Pultec系:低域や高域を、少しだけ持ち上げる。

音量を上げる役割は、アナログ系ではなく、リミッターが担います。仕組みと直し方は、音圧が小さい原因と直し方|配信で音量負けしないミックスで解説しています。

マスターへの挿しすぎは、音がこもる原因になります。

直し方は、音がこもる原因と直し方|DTMミックスの7つのチェックをご覧ください。

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ミックスでのアナログ系プラグインの使いどころ|素材別の目安

あくまで目安です。耳で確認しながら、調整してください。

対象

使うもの

狙い

スネア

1176系

アタックを強調する

バスドラム

LA-2A系

太さを足す

ドラムバス

SSLバスコンプ系

パンチと一体感を出す

ボーカル(EQ)

Pultec系

高域を軽く足し、空気感を出す

ボーカル(コンプ)

LA-2A系

やさしく、自然に整える

マスター

テープ系・
SSLバスコンプ系

軽く挿して、質感を整える

初心者におすすめのアナログモデリング・プラグイン

答えは、少数を、使い込むことです。

  • Waves CLAシリーズ
    コンプやEQなど、定番の音を手軽に試せる。
  • Softube Tape
    マスターやバスに挿して、質感を整える。

セールやサブスクで、費用の考え方が変わります。Wavesのサブスクや、Slate DigitalのAll Access Passも、公式ページで条件を確認してください。

プラグインの数が増えると、音を判断しにくくなります。

同じ種類を、複数持つ必要はありません。

DAWがまだ決まっていない方は、DTM向けDAWソフトの比較7選|初心者向け購入価格と選び方【2026年】も参考にしてください。

プラグインのよくある質問

プラグインは、何本あれば、ミックスできますか?

最初は、コンプ・EQ・サチュレーションの3本で足ります。DAWに付属するプラグインも、使えます。

同じ種類のプラグインを、複数持つ必要はありますか?

必要ありません。1種類につき1本を使い込むほうが、音の判断がしやすくなります。

アナログモデリングは、DAW付属のプラグインより、良いのですか?

良い悪いではなく、質感の選択肢です。DAW付属のプラグインで、十分に仕上がる場合もあります。「温かみ」や「太さ」を足したいときに、役立ちます。

マスタリングは、アナログ系だけで足りますか?

足りません。音量を上げるには、リミッターが必要です。アナログ系は、質感を整える役割です。

まとめ:プラグインは「役割・音の方向性・使える数」で選ぶ

アナログモデリング・プラグインは、次の3点で選びましょう。

  • 役割
    コンプ、EQ、サチュレーションなど、何をしたいか。
  • 音の方向性
    1176は元気、LA-2Aはやさしい、など。
  • 使いこなせる数
    最初は、1種類につき1本。

最初に試すなら、コンプ1本、EQ1本、サチュレーション1本です。

プラグインを揃えても、耳と経験が必要な場面は多いです。 MASTER SOUNDは、これらのプラグインを使って、ミックスマスタリングを制作しています。

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